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弁護士の選び方

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現在、民事訴訟法の改正等により、遠方の裁判所に赴かなくても裁判を起こしたり裁判に応じたりすることができるようになっています。
また、インターネット技術の進歩によりウェブを用いて相談や打合せをすることもできるようになりました。加えてインターネット検索を用いて様々な弁護士を検索できるようにもなっています。そうしますと、よくご相談者様からは「どの弁護士を選んだらいいのかわからない。」というお声をよく伺います。
そこで、我々弁護士から見た「弁護士の選び方」のヒントをいくつかお伝えします。比較のため、皆さんが利用するお近くの病院を引き合いに説明をいたします。

弁護士の選び方その1「場所」

皆さんが体調を悪くして病院に通う際、多くの場合行きやすい病院を選ばれると思います。中には専門的な治療を受けるためなどの理由であえて遠方の病院に通われている方もいらっしゃいます。
法律事務所の場合、「家から近い法律事務所がいい」、「仕事帰りに寄れる場所の法律事務所がいい」というご希望は多くございます。これは依頼後の打合せをその法律事務所で行うため、当然アクセスのしやすい事務所のほうが何かと便利です。
一方でインターネット技術の発達により他県のような遠方の方も打合せをインターネットによる会議などを利用して自宅などにいながら打合せなどを行うこともできます(対応できる法律事務所に限られます)。
加えて民事訴訟法の改正により、裁判のウェブ利用が今後さらに進みますので、今後は今以上に場所に縛られずに依頼をすることができます。
とはいえ、人生で何度もあることではない、弁護士への相談・依頼は、やっぱり「顔を見てじっくりお話ししたい」と感じられる方が大多数ですので、自然とお近くの法律事務所にご依頼される方が多数派なのではないでしょうか。
また、ご相談やご依頼によっては多数の資料を見ながら行うことも多いですので、結局対面でお話を伺ったほうがスムーズということも多いです。
なお、一点注意すべき事があります。ご依頼の内容に「債務整理」が含まれる場合、弁護士は直接ご依頼者様と面談する義務がありますので、ご注意ください。

また、「土地勘がある弁護士がいい」といったようなお声も聞きます。例えば不動産を巡るトラブルや交通事故など、その場所が問題となるご相談の場合です。
ただ、土地勘があるとはいってもそのことが解決に役立つかどうかは未知数ですので、あまり気にされなくていいと思います。
もっとも、問題となっている場所に、調査のため、弁護士が直接赴くことが少なくなありません。その場所が法律事務所から遠方ですと弁護士の日当や交通費を多く請求されることがあります。その意味では近くの法律事務所の方が費用を抑えられるかもしれません。

弁護士の選び方その2「費用」

おそらくご相談される方で、今後依頼を考えるともっとも悩ましい要素が費用だと思います。弁護士費用は皆さんから見て高額に思われることがほとんどでしょう。そうしますと、より安い費用の法律事務所を探される方も少なくないのではないでしょうか。
しかしながら、費用が高いか安いかで、弁護士の力量を計ることはできません。そのためここでは弁護士費用についての若干の説明を致します。
まず、弁護士の費用はその法律事務所によって異なります。病院の場合は保険の点数で計算されるためどの病院でも同じ治療であれば費用も同じになると思います。
実は過去においては弁護士の費用は全国統一の基準がありました(これを「旧規定」といいます)。
しかしこの規定は独占禁止法上問題があると指摘され、費用の自由化となりました。
そのため同じ依頼内容によっても費用がバラバラになってしまうのです。

弁護士の費用の頂き方には主に以下の3つの方法があります。

@着手金・成功報酬方式

依頼時に着手金を、解決時に成功報酬を支払う方法です。伝統的な費用の支払い方です。

A手数料方式

弁護士が行った作業に応じて費用を支払う方法です。企業法務などによく見られます。

Bタイムチャージ方式

弁護士が活動した時間に応じて費用を支払う方法です。同じく企業法務などによく見られます。また交通事故の弁護士特約でも利用されることがあります。

いずれの費用の頂き方も適切なものですが、特にAとBの場合は弁護士の業務量・時間によって想定外の金額になることがありますので、契約時に確認をするようにしてください。 そのほか、法律事務所も運営のための必要経費なども勘案して費用が設定されます。そのため他の業種同様、事務所所在地の地価や物価、人件費の多寡も影響を受けます。

弁護士の選び方その3「性別」

我々がいただくご依頼のなかには、性別に関係するものがあります。例えば離婚といった家事に関する分野や、痴漢といった性犯罪に関する分野です。
そのようなご依頼の場合、弁護士の性別を気にされる方もいらっしゃいます。
お医者さんを選ぶ際に、女性の医師がいいとか、男性の医師のほうが話しやすいといったことと同じだと思います。

ちなみに、女性の社会進出が年々進んでいますが、それでも弁護士は圧倒的に男性が多く、2023年時点では約8割が男性、約2割が女性です。この比率からすると女性弁護士のほうが貴重な存在といえます。静岡県全体では2024年1月時点で女性弁護士が95人います。この95人の女性弁護士には、法律事務所に所属していないインハウスローヤー(一般企業や地方自治体に専属で所属する弁護士)も含まれますので、みなさんが相談できる女性弁護士は相当少ないといえます。
そのうえで弁護士の性別について説明しますが、弁護士の能力に性差はありません。当然ですが男性でも女性でも全く同じ司法試験を通過し、司法修習を修了しているからです。またこれは私見ですが、御依頼者様との関係でも性別の差は関係ないと思います。なぜならば弁護士の人柄のほうが性別以上にウエイトが大きいと思われるからです。
もし違いが出るとすれば、一つは「反対当事者(御依頼者様と対立構造にある者)の性別は何か。」という点です。
例えば、夫が離婚を求めていれば多くの場合反対当事者の妻は女性ですし、男性からの性被害を訴える女性被害者の反対当事者は男性です。
その反対当事者に対峙してほしい弁護士の性別という観点においては、性別の違いはあるかもしれません。

具体例としては、DVやモラハラの疑いがある夫との離婚交渉は男性弁護士の方が心強いのではないか、女性の被害者に対する交渉では女性弁護士の方が被害者の心情に寄り添いやすく示談がよりスムーズにいくのではないかといったお考えのある方は現にいらっしゃいました。
また、特定の事件、例えば女性が巻き込まれやすい類型の事件の場合、女性弁護士ですと弁護士会などが主催する女性限定の法律相談に参加している場合があり、男性よりも実績や経験が豊富な場合があります。この場合も性別の違いがあるケースといえるでしょう。

弁護士の選び方その4「キャリア・年齢」

一般的に弁護士は、法科大学院を修了するか、予備司法試験を合格することによって司法試験を受験・合格し、その後司法修習を経て弁護士となります。弁護士業に定年はありません。
このプロセスに年齢制限(上限)は特にないため、さまざまな年齢の弁護士が存在しています。そのため、20代前半の弁護士もいれば、80代以上の弁護士もいます。
当然ですが若い弁護士ほど経験している事件数は多くありません。若手の医師の執刀数や臨床の経験が多くないことと同じです。
ではキャリアが長く年齢も高い弁護士が優れているのかというと必ずしもそうではありません。特に近年では何かとインターネット技術やSNSが絡んだ事件が多く、若い弁護士のほうが現代社会に対する理解度や技術革新へ対応が柔軟であることもあります。また担当している事件数が多くなければその分フットワークが軽く対応が早かったり、相談や打ち合わせの予約が取りやすかったりといった利点もあります。
そのため年齢やキャリアだけで判断せずに面談して信頼できる先生を選んでいただければと思います。

弁護士の選び方その5「専門性」

医師の場合、内科や眼科、耳鼻科といったように専門科が分かれており、みなさんもそれぞれ適切に各病院に行かれると思います。例えばですが、耳の調子が悪いのに泌尿器科に行く方はいらっしゃらないと思います。
一方、弁護士の場合、特に静岡県などの地方では専門への枝分かれが医師ほど進んでいません。イメージとしては、弁護士は基本的になんでも診てくれる「内科」でほとんどの依頼もその弁護士が解決してくれるという考えでいいと思います。
ただし、それでも特に専門性の高いご依頼の場合は「内科」である法律事務所でも対応できない場合があります。例えば特許や商標といった知的財産に関する事件、医療過誤に関する医療事件、外国籍の離婚などを扱う渉外家事事件、無罪を争うような高難度な刑事事件などです。ご依頼がこれらに該当する場合は特に、事前にウェブサイトを確認したり、電話で対応可能か確認をしたほうがいいです。
まとめますと、一般的な民事事件や刑事事件であれば、専門性はそこまで気にされる必要はないと考えます。どうしても気になる方は、例えば初回の相談の際に担当弁護士にどのような事件を多く取り扱っているか尋ねてみてはどうでしょうか。

弁護士の選び方その6「人柄」

弁護士を選ぶ際のポイントとして、結局はこれが一番重要かもしれません。弁護士も人間ですので、様々な性格の弁護士がいます。評判はとてもよい弁護士でも話してみるとどうしてもご依頼者様とそりが合わないということもあるでしょう。
医師の例でいえば、有名な大学病院出身の腕の立つ医師であっても、「なんとなく会いたくないなあ」となってしまうこともあり得るでしょう。
相談される方やご依頼をいただく方は、本当に苦しい思いをして他人に話すことも憚られるようなことを、この弁護士なら話せると思っていただき、お話をいただきます。
そのときに「話しやすい」、「親身に聞いてくれる」、「厳しいこともはっきり話してくれる」、「説明が分かりやすい」と感じていただいてご依頼いただいた方は、弁護士から見てもその後の解決までの流れもスムーズに感じます。
ご依頼内容も比較的短期間で解決するものもあれば、解決まで複数年を費やすものもあり、「長いおつきあい」になることもしばしばあります。
ですので、ご依頼をされる際は、事前にご予約をいただき、面談をしてじっくりお話いただいたうえで決めていただければと思います。


以上、弁護士から見た「弁護士の選び方」6選となります。
手前味噌ですが、弊所では様々な事件の解決実績のあるベテラン弁護士から親身になりつつエネルギッシュに解決を目指す若手弁護士、公務など特に厚い信頼がなければ務まらない業務を多く担当する弁護士まで、男性弁護士も女性弁護士も複数所属しております。
もし「結局どこにお願いしたらいいかわからない」と感じられましたらまずは弊所までご予約いただき、初回無料の相談を受けてみてはいかがでしょうか。



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